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こういう人は不動産投資をしないほうが良いかも?!

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不動産投資をするべきでない人の5つの特徴

不動産投資は歴史のある投資方法です。
それゆえ、まず投資を始めようと思ったら不動産に投資するという人は少なくありません。
しかしながら、誰にとっても利益の出やすい投資対象というわけでもないです。
今回は、こういう人はもしかしたら不動産をするべきではないという例について紹介していきます。

※本ブログに掲載されている事項は、情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。
最終的な投資決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

不動産投資は資金を持っていない人は始めるべきではない?

不動産を購入しようと思うと多額の資金を用意しなければいけません。
物件価格は1,000万円を超えるのがザラですし、中には億を超える不動産さえあります。
それだけでなく、不動産を購入する際には物件にだけお金を支払えば良いというものでもありません。
まずは不動産を紹介してくれた業者に対して仲介手数料を支払う必要があります。

仲介手数料の割合は法令で決まっており、売買価格が200万円未満の部分は5%以内+消費税、200万円以上400万円以下の部分は4%以内+消費税、400万を超える部分は3%以内+消費税を支払わなければいけません。

たとえば、1,000万円の物件を買うとしたら仲介料は以下のような計算になります。

仲介手数料=200×0.05+200×0.04+600×0.03+消費税

10+8+18+消費税=39.6万円

1000万円の物件の場合、仲介手数料だけでも約40万円支払う必要があります。
手数料だけでもなかなかの額と言えるでしょう。
そのほかにも、手付金や水道加入負担金、修繕積立金などあらかじめ支払うべきお金は数多くあります。
あらかじめ資金を持っていない人が不動産を買おうとするのは現実的ではありません。

融資は年収が低いと受けられない場合がある

しかし、銀行に融資してもらえれば資金がなくても不動産を買うことはできるのではないかと疑問に思う人もいるでしょう。
とはいえ、銀行から融資してもらうためにはある程度の年収が必要です。
どのくらい年収を持っていれば融資の審査に合格するか、というのは銀行によってまちまちです。
また、年収だけでなくどんな物件に投資するのか、どんな会社に勤めているのか、といったさまざまな要素を鑑みながら審査は進められます。
とはいえ、最低でも500万円以上の年収を持っていないとどの銀行も審査しようとさえ考えないでしょう。

銀行としても仮に不動産の投資に失敗した場合を想定しながら融資を行わなくてはいけません。
そうなった時、融資を返す元手になるのは融資依頼者の年収なのです。

ちなみに不動産投資を目的とした場合、通常の住宅ローンは使えません。
住宅ローンは自分や家族が住む前提のローンの為、賃貸で貸すためのローンとしては契約違反の為使えません。他人に貸す場合は不動産投資ローンや賃貸住宅ローンを利用しましょう。
もし、誰かに貸し出すのに住宅ローンを使用していることが判明した場合は、契約違反で銀行から一括返済の請求が来る可能性もあるので注意しましょう。

年収はあっても資金はない、という人はまず資金をためよう

たとえば、自分は年収が1,000万円あるけどまだまだ資金が足りないという人の場合はどうでしょうか。
年収は十分あるので、おそらく銀行の融資を受けることは可能でしょう。
それによって不動産を購入するために必要なお金を賄うことができるはずです。
とはいえ、資金を満足に持っていない中で不動産を購入しようとするのはおすすめしません。

なぜかといえば、不動産は購入した後も何かとお金がかかる投資対象だからです。
不動産を購入したら翌年には固定資産税を払わなければいけません。
固定資産税の支払いやローン返済を、家賃収入で全て賄おうとするのはリスキーでしょう。
そもそもマンションの部屋がすべて埋まる保証はどこにもありません。
マンションがこのくらい埋まれば固定資産税が支払えると、算段を立てるのはギャンブルをするようなものです。

そのほかにも、マンションの設備が壊れたり、追加で施設を拡充する必要が生じたりしたら、手持ちの資金から補填しなくてはいけません。
このように、不動産を運営していく中でも多額のお金が必要になります。
あらかじめ運営資金を用意しておくために、堅実に貯金を積み立ててから不動産を購入するようにしましょう。

自宅投資はリスキーなのでおすすめしない

中には自宅を持っていないので不動産に投資しつつ、その中の一室を自宅にしようという人もいるでしょう。
いわゆる自宅投資という方法です。
一見効率的にも見えますが、それなりのリスクをはらんだ方法でもあります。

なぜかといえば、投資するマンションはいずれ売却することも検討しなければいけないからです。
となれば、自宅を売り払うことにもなるので、新たな転居先を探さなければいけないでしょう。
また、マンションは10年以上経つと価値が下がりやすくなる物件です。

築年数が少ないうちに売却した方が利益が出しやすいのですが、そうなると頻繁に転居を繰り返さなければいけません。
特に家族を持っている人は注意しなければいけないでしょう。
場合によっては子どもが遠くの学校に転校しなければなりません。
それを理解してくれるならば良いのですが、環境の変化はストレスになりやすいので、なるべくなら子どもは同じ学校に通わせ続けるほうが良いです。

各種ローンが残っている人には不動産投資をおすすめしない

先ほど、不動産投資をするうえでは銀行の融資が欠かせないという話をしました。
当然ながら融資された多額のお金を返していくにはローンを組む必要があります。
一括でお金を返せる人がそもそも融資を受ける必要はないでしょう。
そして、新しく組むローンのほかにも車のローンなどがまだまだ残っているという場合は不動産投資はおすすめしません。

そもそも銀行が融資する際には、今あるローンがどのくらい残っているのか、といった審査項目が用意されていることがほとんどです。
仮に車のローンが20年残っているとしたら、こんなにローンがまだまだ残っているのに、新しく不動産まで買ってお金のやりくりができるのだろうか、と見られてしまいかねません。
何より、不動産のローンは長期になりやすく、返済額も多額になりがちです。

まだまだ車のローンが残っているけれど、不動産の利益は大きくなるだろうから大丈夫だろう、と高をくくっていると痛い目に遭いかねません。
場合によっては住宅ローンはおろか車のローンさえ支払いきれなくなった、ということになりかねないのです。
もし各種のローンが残っている場合は、それらをある程度返し終えた後で不動産を購入するようにしましょう。

長期的な視点で投資をできない人は不動産に投資するべきではない?

不動産は安定した収入が見込みやすい投資対象です。
一方で、すぐに大きな利益が手に入る投資対象ではありません。
たとえば、会社の株などに投資する場合は、企業の業績が良くなるにつれて一気に利益が生まれやすいです。
そのため、短期的に結果が残しやすい投資対象なのですが、それと同じように不動産で短期的な利益を求めようとするべきではありません。

そもそも不動産は購入資金が莫大である一方で、利益はじわじわと積み重なっていくタイプの投資対象です。
そのため、1年目は家賃収入から運営経費を引いてようやく数百万円程度の利益があがった、ということは珍しくありません。
それを5年、10年と積み重ねた末にようやく購入にかかった費用をペイできるという投資対象なのです。
だからこそ、購入資金の元を早く取りたいという人には不動産に投資することはおすすめしません。
気長に運営を続けながら地道に利益を積み上げるのが好きだという投資家こそ不動産を買うべきでしょう。

不動産投資を勉強したことがない人は不動産投資するべきではない?

ここまで見てきた通り、不動産投資で利益を出そうと思うとさまざまな条件が必要になります。
ほかの投資対象はお金をつぎ込んで結果を待つ、といった具合にシンプルな流れで利益になるか損失になるかがわかります。
もちろん、本格的に投資で大金を設けようと思ったら知識が必要になりますが、誰でも気軽に始められる投資対象も少なくありません。
そのような中で、不動産に関しては、法令や不動産経営のノウハウをあらかじめ学んでおく必要があるハードルの高い投資対象と言えるでしょう。
何も知らないまま不動産に投資するのは賢明ではありません。

もし不動産投資のことについて学んだことがないのであれば、1年間くらい勉強する期間を設けたほうが良いでしょう。
最近は不動産投資に関する書籍やセミナーが充実してきました。
不動産投資にまつわる知識を身につけようと思えば、いつでもアクセスできる時代になってきています。
まずは書店で不動産投資のことが簡単にわかる本を手に取ってみて、わからないことがあったらセミナーに赴き専門家の意見を仰ぐ、という順序を踏んだほうが良いでしょう。

ほかの人に勧められたから不動産に投資するは危険

とはいえ、中には不動産投資って簡単だよ、と言う人も少なくありません。
特に投資を取り扱っている会社は多くの人に不動産を買ってもらおうとするためにさまざまな謳い文句で顧客を手に入れようとします。

難しい知識は必要ない、、誰でも簡単に利回りが手に入るなど、そういった宣伝を見かけたことがある人は多いでしょう。
場合によってはそうした投資会社にそそのかされるがままに、友達を不動産投資に引き込もうとする人もいるはずです。
投資会社の言うことは信じられなくても、友達の言うことなら信じてもいいかもしれないと考える人は少なくありません。

しかしながら、誰もが勉強することなく簡単に利益が手に入るビジネスは世の中にはありません。
現在億万長者になっている投資家も、地道な努力を続けた末に、投資のノウハウを学んで利益を手に入れてきました。
くれぐれも甘い声に惑わされることなく、身の丈に合った投資を始めるようにしましょう。

仕事で忙しいなら不動産投資をするべきではない

不動産投資をするにはあらかじめ勉強したほうが良いことはわかった、でも普段の仕事で忙しいから勉強なんてしている暇はないという人もいるでしょう。
その場合は不動産投資に手を出すべきではありません。

そもそも、不動産を経営するにあたっても膨大な労力を必要とします。
不動産投資で得られた利益は不労所得と表現されやすいですが、必ずしもすべての人が働かないで利益を出しているとは限りません。
むしろ、多かれ少なかれ不動産経営のことに気を払いながら日々を過ごしている人のほうが多いです。

そのような中で、普段の仕事と並行しつつ、不動産投資で利益を出そうとするのは無謀でしょう。
もしまだまだ管理職として会社に勤め続けなければいけないとなったら、ひとまず今の仕事に集中すべきです。
仕事が一段落して、ほかのことにも時間をかける余裕ができたとなったら不動産投資の勉強を始めても遅くはないでしょう。

まとめ

不動産は軌道に乗せるまでが大変な投資対象です。
気軽に手を出してもなかなかうまくいきません。
不動産経営に憧れているからという軽薄な気持ちで投資するのではなく、自分にとって不動産はピッタリな投資対象なのだろうか、と考えながら検討するようにしましょう。

※本ブログに掲載されている事項は、情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。
最終的な投資決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いいたします。

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